お久しぶりです。オリオンの高橋です。
今回機会をいただきましたので、グループ会社合同のPMO説明会に参加してきました。
そもそもPMO(=Project Management Office)とは、
組織内における個々のプロジェクトマネジメントの支援を横断的に行う部門・構造システムを指します。
我々SESにとって多くの場合、基地局建造業務や開発案件、などだけでなくヘルプデスクなども含め
業務委託を受ける際に外勤先で大なり小なりプロジェクトに携わることになると思われます。
リーダーや戦略、プロジェクトのロードマップ不在ではプロジェクトは暗中模索を繰り返すうちに空中分解することが大半です。規模が大きければ大きいほど制御がきかなくなります。
そのプロジェクトを問題なく進行させるためにPM(=Project Manager)という管理職の方がいて、その場合およそこの人たちをサポートするお仕事がメインとなります。
日本PMO協会(https://www.npmo.org/pmo%E3%81%A8%E3%81%AF/)のページにはこうあります。
「PMOはあらゆるプロジェクトマネジメントの支援を通じて、その成功率を高め、経営戦略の履行をより確実にし、ビジネス価値創造の最大化をしていきます。」
これがPMOの目標になります。
座談会では、実際にPMOに参画している方からお話を伺う機会がありました。
PMOの1日のスケジュールはこんな感じとのことです。
午前中は各業務の項目・進捗率などの集計・そのためのツール作成、午前の途中あるいは午後は上長につきっきりでコミュニケーションをとる。
集計の際にExcelVBAなどを活用して、迅速にデータの抽出を行ったりします。(作成ツールについてどんなものかは上司からヒアリングを受ける)
業務にかかる進捗率・必要な材料・失敗の理由と再発防止策などいろんなことをデータマイニングすることが求められます。
人によっては、上長につきっきりで一日の業務が多方面の会議で終わることもあります。
求められるマネジメント(補佐)スキルと業務負荷が高い分、当然高単価を獲得できます。(私が聞いた人の場合は50万円以上)
もちろん、PMOメンバーはプロジェクト全体・ツール・経営などのシステムやスケジュール管理の作法などを熟知していないと難しいので、
単なる末端の開発や事務に比べると求められるスキルのハードルは高いです。
ただ、キャリアのステップアップや収入アップの目標値として、そこを目指すという観点はもっていて損はないと考えます。
また、面談の時の所作について、なかなか突破できない子にいいアドバイスがありました。
「女優のようにふるまってください(「できる人」になったつもりで、しゃべり方、歩き方などの所作振る舞いを)」
これを実践した子が面談に通った、というお話も伺え、今後の思考や所作に活かせる情報をいただきました。
そうしたお話なども聞けて非常に有意義な時間でした。
手短にはなりますが、読者皆様方の進路の指標になりますと幸いです。